2013年 06月 07日
若年性認知症 |
梅雨入りをして久しいのですが、東京やっと今日になって梅雨らしい天気になってきました。
今回は若年性認知症の話です。
都内の精神病院の院長の話を聞かせてもらいました。
初発症状=記憶障害、という訳ではなく
いままで出来ていた仕事の処理能力が落ちる、
意欲の低下、無関心、感情の低下、不機嫌、などの気分障害、
これまでと違う対人態度、
などが出てくるようです。
そして一番強調されていたのが
何かがおかしいと感じるのは本人が一番良く分かっている、ということです。
物忘れが多い、何か変だ、いままでと違う。この感じを周囲に伝えても理解され
ず簡単な慰めで終わってしまい受診の機会を逃してしまうことが多いそうです。
若年性認知症というと進行が早いという印象があるようですが、必ずしもそうで
はなくしっかりと治療をしていくと進行が抑えられます。
早い段階で認知症であるということを自分で理解することにより、その後の人生
の対応が出来る、すなわち家族とのつながり、社会的生活の変化への対応、治療
への姿勢、が自分自身で用意できることが重要であるようです。
症状がかなり進行してしまってからでは、治療がうまく行かなかったり(治療に
抵抗、病気の否定など)が起こり得るそうです。
また、周囲の人間が社会的支援に関する知識を事前に整理しておく必要が強調されました。
役所は教えてもらいたいことをピンポイントで聞くと教えてもらえるが、漠然と
物事の解決方法を尋ねても的確な回答が得られないことが多いそうです。
会社の総務・人事などがこのような情報を事前に収集しておくことが望ましく、
行政にはあまり多くを期待できないようです。
都は目黒区に1箇所だけこのような情報を提供する施設を作っているようですが、
まだまだ足りないという話でした。
http://www.ikiikifukushi.jp/jakunennsei.html
産業医として、このような情報を収集し、事業主の皆さんにお知らせできるよう
に準備をしておきたいと思います。
若年性認知症ハンドブック
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/zaishien/ninchishou_navi/torikumi/jakunen_handbook/jakunen_handbook.pdf
今回は若年性認知症の話です。
都内の精神病院の院長の話を聞かせてもらいました。
初発症状=記憶障害、という訳ではなく
いままで出来ていた仕事の処理能力が落ちる、
意欲の低下、無関心、感情の低下、不機嫌、などの気分障害、
これまでと違う対人態度、
などが出てくるようです。
そして一番強調されていたのが
何かがおかしいと感じるのは本人が一番良く分かっている、ということです。
物忘れが多い、何か変だ、いままでと違う。この感じを周囲に伝えても理解され
ず簡単な慰めで終わってしまい受診の機会を逃してしまうことが多いそうです。
若年性認知症というと進行が早いという印象があるようですが、必ずしもそうで
はなくしっかりと治療をしていくと進行が抑えられます。
早い段階で認知症であるということを自分で理解することにより、その後の人生
の対応が出来る、すなわち家族とのつながり、社会的生活の変化への対応、治療
への姿勢、が自分自身で用意できることが重要であるようです。
症状がかなり進行してしまってからでは、治療がうまく行かなかったり(治療に
抵抗、病気の否定など)が起こり得るそうです。
また、周囲の人間が社会的支援に関する知識を事前に整理しておく必要が強調されました。
役所は教えてもらいたいことをピンポイントで聞くと教えてもらえるが、漠然と
物事の解決方法を尋ねても的確な回答が得られないことが多いそうです。
会社の総務・人事などがこのような情報を事前に収集しておくことが望ましく、
行政にはあまり多くを期待できないようです。
都は目黒区に1箇所だけこのような情報を提供する施設を作っているようですが、
まだまだ足りないという話でした。
http://www.ikiikifukushi.jp/jakunennsei.html
産業医として、このような情報を収集し、事業主の皆さんにお知らせできるよう
に準備をしておきたいと思います。
若年性認知症ハンドブック
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/zaishien/ninchishou_navi/torikumi/jakunen_handbook/jakunen_handbook.pdf
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by kirindoc
| 2013-06-07 10:07
| 認知症